歴史と自然を満喫しながらハイキング
日差山は、旧山陽道を見渡す景勝地として知られています。山頂の日差寺は天平勝宝6年(754年)、報恩大師によって開かれたもので、大師手彫りの毘沙門天があります。古墳時代後期の日差山古墳群(9基)があり、探鳥コースと福山に向けてのハイキングコースが整備されています。
日差寺から急な石段を下りるとすぐに分かれ道があります。ここから池の西側をまわるルートは道の一部が草に埋もれて歩きにくくなっています。西側のルートは竹やぶを抜けて集落に出たところ、東側のルートは下池の東側をとおってつきあたりを西に曲がったところで合流し、民家の裏を抜けて南へ下ります。畑の間を進むと分かれ道に「探鳥コース」の立て札があります。
ここから南は倉敷北部縦走コースと合流し、歩きやすくわかりやすい道が続きます。この立て札のところで日差山の矢印の方向へ行くと仕手倉山近くまで登る遠まわりの道になります。倉敷北部縦走コースは安養寺まで続きますが、探鳥コースは金崎池で折り返しとなります。
カイツブリやコサギ、アオサギ、トビ、ヤマドリ、キジなど四季を通じて見られる野鳥をはじめ、春から夏にかけて見られるサシバやバン、ホトトギス、アオバズク、ツバメ、コシアカツバメ、秋から冬にかけてはマガモやノスリ、チョウゲンボウ、キセキレイ、ハクセキレイなど、たくさんの野鳥に出会えるのも魅力です。案内板は日差寺境内にあります。(2014.12)