株式会社 楠本盛生堂(くすもとせいせいどう)

社名に込めた思い「単に生きるのではなく、盛んに生き抜いて行く」

所在地
〒711-0924 倉敷市大畠1-14-17
電話番号
086-479-9586
代表者
楠本新太郎 (代表取締役社長)
創業
江戸時代後期
事業内容
管工事・上下水道・薬店
従業員数
9

店名の由来は「単に生きるのではなく、盛んに生き抜いて行く」との思いから

 江戸時代より薬種商及び多角的事業を営み、屋号を「小川屋」といい、代々 小川屋長七を名乗っていましたが、明治に入ってからは楠本姓となり、今日に至ります。

 事業展開に大きく関わったのが6代目楠本新太郎で、薬種商を基本に経営し、製造販売しながら事業を拡大します。店名の由来は、「盛んに生き抜いて行く」との思いと、「病の人を助け、さらに盛んに生きて行ってほしい」との双方の思いから、楠本盛生堂(くすもとせいせいどう)と命名しました。

島民たちの恩人

 地元に密着した新太郎は、薬の製造には地元農家より仕入れたみかんから作った橘皮(きっぴ)を生薬にしたり、軟膏等を製造し、自ら船を出して塩飽諸島にある櫃石島(ひついしじま)や岩黒島、与島へも行商に行っていました。
 島民にとって貴重な薬を、本土からいつも運んでくれる新太郎に島の人たちはいつも歓迎し、旗を振って見送ってくれたそうです。また、昭和6年に、櫃石尋常高等小学校岩黒文教場敷地を寄付し、香川県知事より表彰を受けました。

 そんな順風満帆だった楠本盛生堂も、第2次世界大戦時、息子の彰が中国へ出兵中、留守を預かっていた新太郎の逝去がありました。
終戦し、彰は無事帰郷。7代目としてのれんを絶やさないようにと、引き続き薬種業を経営いたしました。

事業拡大を図るため

 8代目楠本新太郎氏によって、平成5年より、株式会社 楠本盛生堂として法人化しました。(6代目と8代目は同姓同名)
それまで家業の薬店を営みながら、今後の需要を鑑みて業種を追加したのが、上下水道工事を主体とした会社でした。同時に倉敷市や岡山市、玉野市など県南エリアの水道局指定工事店としても登録し、創業5年後には、下水道排水設備工事においては、好実績を上げるまでになりました。
 上下水道会社を経営するにあたり、楠本盛生堂という社名は珍しく、誰からも注目されるそうです。しかし、初代 新太郎が残した実績と誇りを継ぐ者として、2代目 新太郎氏は社名変更することなく、地域と共に邁進しています。(2015.03)