株式会社 塩惣(しおそう)

受け継がれる伝統と誇り

所在地
〒711-0913 倉敷市児島味野1-8-17
電話番号
086-472-5508
代表者
古谷禮一郎(会長)、 古谷友希(代表取締役)
創業
江戸時代後期
事業内容
一般家具・特注家具・仏壇・仏具・神具・ギフト・伝統民芸品・漆器・敷物・室内装飾等
従業員数
3

塩屋(四方矢)から塩惣へ、時代の変遷

江戸~明治時代
 株式会社塩惣は、屋号を塩屋(四方矢)と言い、江戸時代には海運業や塩田、藩による海域開拓や土木工事等に携わっていました。その後、古谷家14代目 惣次郎により、江戸時代後期、域内の流通業として各地の産物を取扱う雑業(現在のホームセンター的な商売)を創業し、「塩屋(四方矢)の惣さん」から「塩惣」と命名しました。

 塩惣は建具やガラス、陶磁器、畳表、表具から結納品注文家具の製作、また、古美術商として美術品も扱い、それが今日の原点となっています。特に、当時は生活用品である漆器、主に能登・紀州塗物の山陽道の卸として多くを扱い、現在でも塩惣の扱った漆器は、多くの顧客を魅了しています。

大正~昭和初期
 戦争による物資不足、人手不足もあり、当時は質素な生活環境が一般的で、塩惣もまた女性達がのれんを守りながら家業を営み、おひな様や節句品、仏具銅器等の販売と贈答・引き出物の取扱いもはじめます。
 そんな中、15代目 薫は町会議員として鷲羽山への沿道開通や四国満濃池の工事等、国家事業を請け負いながら、国立児島海員学校の設立にも寄与し、地域発展のために奔走し、地域を支えました。

昭和~平成
16代目の禮一郎氏が昭和42年(1967年)に法人化し、株式会社 塩惣となりました。
現在の地に新しく店舗を構え、高度経済成長に合ったインテリアや家具の販売に力を入れます。特に高級品と特注品、仏壇や伝統工芸品の扱いが多く、今でも東京や大阪から問合せがあるほどで、地元児島を離れたお客様や、婚礼家具、親族への贈り物として遠隔地に送られたものが健在していることも誇りであり、質の高さと丁寧な仕事ぶりは、往時から大手家具店を凌ぐほどで、お客様からいただいた信頼が今でも顧客リストとして残され、一目置かれている証です。

本家をギャラリーに

 江戸時代から16代続いた旧店舗は、隣家の旧野崎家住宅が観光地として紹介されたのをきっかけに「ギャラリー&サロン しおそう」として建て替え、装いも新たに生まれ変わりました。現代表取締役の美千代氏は、「今まで培った本業以外にも文化的な事業や新たなるビジネスモデルを展開し、児島エリアを牽引したい」と17代目に事業承継するにあたっての多角化をも模索しています。

(2019.11更新)

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