「和」との融和
「五感」は天然素材を中心とした生地にこだわり、全国各地の伝統織物や染めにも着目した、こだわりの製品を生み出しています。
オリジナルの「からみ織コットン」は、平安時代から伝わる技法を現代の匠の手で融和させたもので、ストレッチ性と美しい透け感は独特なシルエット・感性となって表現されています。
日本文化としての「和」とのトレンドを融合させるため、色合いにこだわり、藍染・墨染め・泥染めなども取り入れ、女性が装った際に「安らぎを与えられるような服を作り続ける」ことをモットーに企画製造されています。
オリジナルオーガニックコットン(綿シフォン)
オーガニックコットンとは、3年間以上化学肥料や農薬・枯葉剤を使用しない、地球環境に優しい有機栽培のみで栽培されたもので、その上ハンドピック(手摘み)にこだわった自然の風合いが特徴です。
オーガニックコットンの製品は一年を通して着用できます。外気の暖かくなる春夏には、日よけ効果や吸汗性素材として。秋冬には保温性があり、ウール素材のインナーとして着用しても、素肌に感じる独特のチクチク感を解消してくれます。
ガーゼ素材をより柔らかに仕上げ、優しく包みこむようなフィット感は、発表以来、五感のロングセラーの定番商品としてファンを魅了し続けています。
メイド・イン・ジャパンのこだわり
納得いく製品づくりのために、加工に関しての委託は、倉敷を中心に三備地区(備前・備中・備後)に集中させています。「高品質で丁寧なものづくりのためには、現地に出向いての作業や指示が必要で、すべての工場を近くに置いている」と遠藤社長。
「五感」は婦人服を主体に販売していますが、地元産業の活性化と、日本のメーカーが生み出す繊維技術・産業を守り立てることを願い、伝統と革新を多彩な製品にして展開しています。
そのため、常設店を倉敷アイビースクエア内に設けるとともに、全国約120社にのぼる専門店との取引をメインに、有名百貨店での催事販売や大手通販カタログでの販売にも力を入れ、遠藤社長自ら日々全国を駆け巡っています。
(2021.12更新)